「もういい加減に諦めなよ〇〇さん、あんた一人頑張ったって何も変わりゃしないぜ」
「本当にあんた、諦めの悪い少年だな」
「強情な男だな、さっさと折れちまいなよ」
「もうすぐ期限たぜ、いい加減にしろよ」
毎日毎日嫌がらせを受け、私の心と体はもう限界の一歩手前まできていた。
もういいじゃないか、そんな意地を張ってどうなるというんだ結果は明らかなんだ。
そう私の完全なる敗北・・・。
否、そもそも戦いにすらなっていない・・・。
上記のような罵声を浴びせかけられるように感じる、テレビに勝手に映し出される「アナログ放送」の文字
「地デジの準備はお早めに」 「このテレビは7月24日以降はご覧になれません」 矢継早に脅しの文句が並ぶ。
でも、そんな嫌がらせの脅しを受けたからこそ、その日が来るまで我慢して耐え忍んでみせる。
私は武門の出だ(親は水呑百姓だけど・・・)、自分の意思にこそ殉じてみせる!
そして私は7月24日に私の頭の中を荒れ狂う砂嵐のようなテレビの画面を確認してから、新たな人生を模索しよう。
地デジ対応テレビを誰かから貰うか、それとも地デジチューナーを誰かから貰うか・・・
私の新たな人生はこの二つの選択肢から始まる!
完
0 件のコメント:
コメントを投稿