真逆

先日読んだ、ある女性（アラフォー世代）のエッセイの中に
「一週間の中で必ず一日は何もしない日を作る」という記述がありました。
毎日毎日やる事があると、頭の中がいっぱいになってしまい、
いずれ心が詰まってしまうから、という理由が書いてあり、
なるほどなるほど、と深く感心させられたのです。

が、よくよく読んでいくと、その日と土日は別のようで、
「土日はもちろん休んだり遊んだり好きなように過ごすけれど、
平日の中で”何も予定を入れない日”と予定表に書き込み、
誰とも接触せずに一人で考え事をしたり、頭の中をからっぽにしたり、
そういう時間がないと自分が壊れてしまう」とあったのです。

執筆を生業とするその女性にはそういった時間が
必要なんだろうなとは思いますが、
一般的な職業についている人に土日プラス一日の余暇をとれるような
余裕のある暮らしが出来る社会ではないですよね。

逆にプラス一日の過ごし方がわからない、悲しき無趣味人間の私は
自分の中から何かを生み出すようなアーティスティックな人生を送ることは
到底無理なんでしょう・・・。

何故か、一生このせっかちな生き方をしていくんだな、という覚悟が出来ました。

（o）