2018年7月27日金曜日

芸術

普段は全く芸術に興味を持たない私ですが、岡本太郎だけは別。
20代の頃に初めて見た「太陽の塔」は
その頃ちっぽけなことで悩んでいた自分がバカらしくなるほど、
壮大で圧倒的で絶対的で、
それ以来いろいろな太郎作品を見に行ったりしています。

1970年の大阪万博の時以来出来なかった「太陽の塔の内部」が
今年の春から予約制で公開される、というのを聞き、
ようやく先日猛暑の中、見に行くことができました。

予約をとれた人が約16人ずつ係員に誘導されて
階段を上がりながら鑑賞していくのですが、
内部の撮影は禁止で、どうにかして自分の脳と目に焼き付けなければ、と
みなさんの形相はものすごく必死。
それぐらい内部は狂気じみた、他では見ることのできない世界で、
初めて太陽の塔を見た時とはまた違う感情。
まさしく芸術が大爆発しておりました。

なかなかじっくり見られる時間は与えられず、
規則的に係員が、ハイでは進んでください、などと抜かすので
外に出る頃には早くも、もう一度見たい欲望と、
これから入ろうとする予約券を持った人に対する猛烈なジェラシーに
全身が包まれておりました。

一人が次に予約を取れるのは1ヶ月先。
その中で休日に取れるのはなかなか難しいので、
いろんな力を駆使して勝ち抜けるよう努力します。

(O)


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